低身長治療研究十余年の成果

低身長治療研究十余年の成果

背の伸びが止まった子どもへの低身長治療

背の伸びが止まりかけている時期、あるいは、背の伸びが止まった直後の時期、つまり、ここ1年の伸びが1cm以下、あるいはもう伸びていないという場合は、治療の際には次のように考えるのが妥当です。

背の伸びが止まった子どもへの低身長治療

第1条

骨端線は閉鎖している場合がほとんどだが、骨全体に散在する骨芽細胞が反応を起こして、いくらか伸ばすことができる。この点に着目し、まずは骨の本体を伸ばすことを目論んで治療を遂行する。

第2条

採血して、性ホルモンが成人相当になっており、ALP値も低値になっている際は、治療した場合、約半数の人は1~2cmの伸びで止まってしまうが、一定の割合で2~6cm伸ばせる人が出現する。

第3条

標準的な治療においては、最初の1か月がよく伸びる。治療を2か月、3か月と行っているうちにだんだんと伸びだすということはない。ただし、治療内容を変更して伸びだすことはある。

第4条

最初の1か月で4~7mm伸びても、2か月目以後、伸び率が急低下することもしばしばである。

第5条

1か月目でよく伸びても、2か月目、3か月目の伸び率が悪い場合は、4か月目に採血検査を行い、身体状況を再確認し、治療方針を変えることがある。ただし、状況によってはその時点で、骨の本体を伸ばす治療をあきらめることもしばしばである。

第6条

1か月目から3か月目に一定の伸びが見られた場合、2cm以上伸ばすことを目標として治療計画を再検討する。

第7条

6か月で2cm以上伸びても、3~4cmの伸びで止まることが大半である。ただし、まれに5~6cm伸ばせる場合が存在する。

第8条

骨本体の伸びをあきらめても、骨端の軟骨や椎間板を反応させて、1cm前後伸ばすことができる。20歳超えた人でも、治療により1~2cm伸ばせることがしばしばだが、このメカニズムによるものであろう。

第9条

成長ホルモンの注射を1か月連続使用した場合、最初の1ヶ月でいくらか伸びることがあるが、すぐに止まってしまう。この治療を行った場合は、その後にどんな治療に取り組んでもまったく反応しないことが多い。この時期の蛋白同化ホルモン剤の使用も同様である。ただし、治療上の特殊な工夫がなされた場合は、その限りではない。

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