性腺抑制療法で、背の伸びが再開すると同時に、成長ホルモン舌下投与型スプレーで良好な反応を示した一例

低身長治療の症例

性腺抑制療法で、背の伸びが再開すると同時に、成長ホルモン舌下投与型スプレーで良好な反応を示した一例

K.S君(13歳11ヶ月、男性)

来院時(13歳11ヶ月)身長159.0cm

声変わりは12歳4ヶ月。小学校5年、6年のときに並ぶ順番はやや後ろへ行った。ここ1年の伸びは2cmであった。インターネットで市販されている「成長ホルモンを増やす」というサプリメントを一時使ったところ、1ヶ月で5mmほど伸びたが、その後、背の伸びはぴたりと止まってしまった。ここ3ヶ月の伸びは0cmとのこと。

採血検査を行い、無治療のまま1ヶ月経過観察した。
採血結果は、性ホルモンは成人相当で、ALP:638、IGF-1:411であった。

  • 1ヵ月後、身長159.0cm。
    無治療による自然の身長の伸びは認められなかった。市販のサプリメントにより性ホルモン系が充実したことにより背の伸びの抑制がかかってしまった可能性を考慮し、極微量の性腺抑制療法を開始すると同時に、ピュアアルギ童伸の投与を開始した。
  • 2ヵ月後(14歳0ヶ月)、身長159.2cm
  • 3ヵ月後(14歳1ヶ月)、身長159.4cm
  • 3ヵ月後の採血結果は、FSH0.85と抑制され、エストラジオールも10未満になっていた。IGF-1は642と上昇。
    1ヶ月あたり0.2cmの伸びを認めていたが、効果不十分と判定して、成長ホルモンの舌下投与スプレーを開始した。
  • 6ヵ月後(14歳4ヶ月)、身長160.6cm

3ヶ月で1.2cmの伸びが認められ、治療継続中である。

ドクターコメント

典型的な思春期早発の一例である。通常は、声変わり後は数ヶ月すると、「身長の止まり行く3年」にはいる。その3年の伸びは、最初の1年は4~5cm、次の1年が2cm、最後の1年が1cmである。

本症例は声変わり後1年で背の伸びが止まっていた。本来はまだ年間2~4cmは伸びるはずの時期である。採血検査で、性ホルモン系の充実がかなりの速度で進行していたことが示唆されるので、止まる前の約3ヶ月間、「成長ホルモン分泌を刺激する」というサプリメントを使っていたことが、一時的に背を伸ばしたが、その直後に背の伸びを止めてしまった原因になった可能性は否定できない。

本症例においては、ごく軽度の性腺抑制療法をおこなったところ、伸びが再開し始めた。ピュアアルギの投与により、体内成長ホルモン量の指標であるIGF-1値が約50%上昇しており、自己成長ホルモンの分泌が高まったことも、伸びの再開に有効作用したものと思われる。伸びが再開し始めたところで、成長ホルモン舌下投与スプレーを開始したところ、1ヶ月に4mm、つまり年間5cm程度の伸びを得ることができた。

来院しなければ最終身長159cmで止まってしまったことが予想されるが、治療により伸びが再開し、最終身長165cm以上を目指して治療継続中である。

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