ちょうど止まったばかりの身長から、ピュアアルギと成長ホルモン舌下投与型スプレーで、さらに3cm伸ばした症例

低身長治療の症例

ちょうど止まったばかりの身長から、ピュアアルギと成長ホルモン舌下投与型スプレーで、さらに3cm伸ばした症例

J.Y君(来院時16歳0ヶ月)

近所の小児科では、骨端線が閉鎖しており、もう伸びないと言われた。インターネットで「成長ホルモンの分泌を刺激する」と記載されていたサプリメントを使ったが効果はなかった。

初来院時身長162.1cm(午前10時35分測定、前夜1時就寝、当日7時30分起床、測定までに地方から東京への移動のみ)。午後4時の測定では推定、161.6cm。
小学校低学年から、教室内での並ぶ順番は前から2番目。小学校5~6年で並ぶ順番は変わらず。声変わりは中1終盤の頃(13歳0~1ヶ月)。ここ1年の伸びは1cm以下。低身長の原因は、思春期早発ではなく、幼少時の小食傾向であると診断された。

初来院時(1月10日)の採血結果にて、ALP:548、IGF-1:407、FSH:3.38、E2:22、T:4.07であり、性ホルモン的には成人相当であったが、ALPが400以上であったので、骨の本体を伸ばす治療を目論んで、ピュアアルギ(朝食後6g、寝る2時間前6g)、及び童伸の投与で治療を開始した。

  • 1ヵ月後(2月7日)の2回目来院時、身長162.2cm。測定時刻が15時45分であり、時刻補正をした結果、最初の1ヶ月で5~6mmの伸びと判定された。伸びる余力ありと判定され、ピュアアルギと童伸のみの治療を続ける方針をすすめたが、母親の希望により、ピュアアルギ、童伸に加えて、成長ホルモン舌下投与スプレー(1回6プッシュ、1日3回)を開始することになった。
  • 2ヵ月後(3月14日)、身長162.5cm(午後4時20分)
  • 3ヵ月後(4月11日)、身長163.0cm(午後4時20分)
  • 4ヵ月後(5月9日)、身長163.0cm(午後4時15分)
  • 5ヵ月後(6月6日)、身長163.3cm(午後4時30分)
  • 6ヵ月後(7月4日)、身長163.5cm(午後4時50分)
  • 8ヵ月後(9月19日)、身長163.8cm(午後4時30分)

以後、本人事情により、治療を中断した。

  • 13ヵ月後(翌年2月13日)、5ヶ月ぶりに来院した。身長163.8cm(午後3時45分)。成長ホルモン舌下投与スプレー、ピュアアルギ、童伸の組み合わせで、治療を再開した。
  • 14ヵ月後(3月13日)、身長164.4cm(午後3時50分)
  • 15ヵ月後(4月10日)、身長164.6cm(午後4時35分)

以後、3ヶ月治療を継続したが、伸びなかったので治療を終了した。

時刻補正をした結果、合計の伸びは3cmであった。

ドクターコメント

声変わり終了後3年が経過し、ここ1年の伸びが1cm以下で、骨端線が閉鎖し、性ホルモン的には成人相当であったが、ALPがわずかに高値であった16歳0ヶ月男性に対し、ピュアアルギ童伸成長ホルモンによる治療で、1年余りかけて(途中中断あり)、3cm伸ばした症例です。途中で治療を中断した期間はまったく伸びず、治療を再開したらまた伸びだしたという経過を有します。

骨端線が閉鎖していても、このように3cmくらい伸ばせるケースは一定の割合で存在します。過去には6cm伸びたケース(26歳男性)もありましたので、背が伸びるメカニズムには、骨端線部分での骨芽細胞の化学反応によるものだけでなく、骨全体に散在する骨芽細胞が化学反応を起こして、長幹骨に影響を与えるものもあり得ることが強く示唆されます。小児科医が研究を深めてくれることを期待します。

これまでの統計では、ここ1年の伸びが1cm以下で、レントゲン上「骨端線が閉鎖」している場合、注射による成長ホルモン投与で2cm以上伸びたケースはありませんでしたが、成長ホルモン舌下投与型スプレーであれば、10人中1~2人の割合で、2cm以上伸ばせるケースが出現します。成長ホルモンによる低身長治療に関しては、注射による投与やアルギニン製剤の内服により、血中の基礎濃度を高める治療より、血中濃度スパイクを作ることのほうが重要であることが示唆されます。

骨端線閉鎖後の治療においては、アルギニン製剤単独でも、治療した人の約半数は1cm程度伸ばせますが、2cm以上の伸びを目指す場合は、成長ホルモンの舌下投与型スプレーの利用が必須になります。

治療の際は、最初の数ヶ月がよく伸びて、その後は、1ヶ月周期で伸びたり、伸びなかったりが繰り返されるのが特徴です。最初の2~3ヶ月での伸びが悪い場合は、早期に治療をあきらめることになります。

本症例では、主治医側の立場では途中の治療中断がなければ、さらに2~3cm伸ばせたかもしれないという残念さはありましたが、最終身長161.6cmで生涯をすごすことになるところを、164.6cmにすることができたので(起床時の身長は165cm以上)、依頼者(患者)、及び母親が大いに喜んでいたのが印象的でした。治療を受けた子供は、ポジティブな性格に変わってゆき、「医学部を目指して、勉強をがんばる」と言い切っていました。

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