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低身長治療~背をどんどん伸ばすには~

はじめに

子供の身長発育に関しては、食事、活動、睡眠などの生活内容が大きなウェイトを占めているのは確かです。背の伸びをロスさせてしまう生活パターンが存在するのも確かです。

一方、身長発育には、遺伝の影響もあります。遺伝による低身長というのは、第二次性徴期(よく伸びる2年)が、早く始まることが原因となります。男なら、「小学校5年生、6年生で並ぶ順番が後ろに行った」「中学生で伸びが止まった」「声変わりが早かった」などであり、女なら「初潮が早く始まった」(通常は、12歳数カ月で始まる)であります。ご両親の一方でも、これらの思いあたりがあれば、子育てには特別な注意が必要です。

背を伸ばすのに役立つ栄養素などは実際に存在します。ただし、背が伸びるプロセスの時期をよく考えないで、やみくもに利用すると、最終的には身長のロスになることもあります。一方では、診療現場には有効な治療方法がたくさんあります。このホームページをよく勉強して、お子様のために最善の選択をしてくださることを願っております。(勉強して十分に修得するのは、3日で十分です。その3日で、子供の身長の命運が決まります)

子供の成長の時期に関しては、背が伸びゆく過程の観点から、

幼少発育期 → 安定伸長期 → よく伸びる2年 → 止まりゆく3年

の時期に分かれます。どの時期であるかを検討し、その時の身体状況を分析して、適切に指導を受ければ、身長の伸び率を最大に高め、最終身長をその子供の潜在能力の最大値に持ち込むことが可能です。もちろん、両親の遺伝の影響を極小にすることも可能です。(遺伝を心配する場合は、10歳までに手を打つ必要があります。)

背を伸ばすためのキーワードは、「栄養素」「栄養量」「蛋白同化作用」「骨端線温存」「初歩的再生医療」です。特に、栄養素の問題は重要です。「体内で蛋白質を作り出す作用」のことを蛋白同化作用といいますが、このためには栄養素であるアルギニンがキーになります。アルギニンは、大人にとっては栄養学的に非必須アミノ酸ですが、子供にとっては必須アミノ酸です。潜在的アルギニン不足で背の伸びをロスしている子供が多くいます。

しかし、もっとも重要なのは、ご両親が持つ「身長発育に関する知識」です。ご両親の知識が乏しかったために低身長になってしまった、という子供がほとんどです。
子供の未来は、ご両親の知識、遺伝、栄養素、栄養量で決まると言っても過言ではありません。このホームページで、できるだけ多くのご両親が、身長発育の知識を身につけて、子供の背をできる限り高くしてあげられるようになることを願っております。

まず大切なことが二つあります

大切なこと第1

学校で背の順に並んだ時、4月生まれと3月生まれでは、大きな差が生まれます。だから単純に並んでいる順番ではなく、その年齢(○歳〇カ月)における日本の平均身長との比較が大切です。平均身長の一覧表を見て、あなたの子供が平均身長に比べて、どれくらい低いかをチェックして下さい。

大切なこと第2

そして、下のグラフを見て、あなたの子供が身長発育のプロセスのどの段階であるかを考えてみてください。

  • 4歳未満なら「幼少発育期」です。
  • 4歳0カ月で、ぴったり100㎝になります。
  • 「安定伸長期」は、毎年5~6㎝の伸びが普通です。
  • 「よく伸びる2年」は、男は1年あたり8.7㎝の伸び、女は1年あたり7.4㎝の伸びで、真ん中の1年をとると男女とも10㎝以上伸びます。
  • 「止まりゆく3年」は、最初の1年で4~5㎝伸びます。次の1年で2㎝の伸びです。最後の1年は1㎝の伸びです。つまり、止まりゆく3年は合計で7~8㎝の伸びになります。
  • 睾丸、あるいはバストに変化が現れ、食欲も高まっているなら「よく伸びる2年」の入り口。
  • 陰毛、腋毛が生えてきたら、「よく伸びる2年」の中盤。
  • 男の声変わりは「よく伸びる2年」の終盤(早く始まることあり)。
  • 女の生理が始まるのは、「止まりゆく3年」に入ってから(ただし、稀によく伸びる2年の中盤で初潮が始まり、初潮開始後に1年間よく伸びる女の子がいます。細身であるのが特徴です)。
  • 「よく伸びる2年」と「止まりゆく3年」を合わせて、男は25㎝、女は22㎝の伸びです。
  • 「よく伸びる2年」がいつ始まるかには、遺伝による差があります。平均は男11歳6か月、女10歳0カ月からですが、1年早く始まれば最終身長は5㎝低くなり、1年遅く始まれば、最終身長は5㎝高くなります。
  • 最終身長の平均は、男171㎝、女158㎝です。

どの段階であるかがわかれば、この先にどれくらい伸びるかを予想することができます。

成長ホルモンに関して

成長ホルモンは、注射で投与することもありますが、舌の下から吸収される性質を利用する投与方法もあります。この両者によって作用メカニズムが異なりますので、使い分けることが肝心です。ただし、成長ホルモンを投与すれば背が伸びるというような単純なものではありません。また、背の伸びが止まりかけている時期は、成長ホルモンの注射はそれほどの効果があるわけではありません。成長ホルモンを投与するのは、医療機関を受診しているときですので、このサイトでは詳細は割愛します。

低身長治療の現場とは

1999年ごろから成長ホルモンを実践利用し始めた四谷メディカルクリニックにおいて子供の背を伸ばす医療の研究が進められ、2001年から子供の身長を伸ばす治療を求める親子が多く集まり、治療経験が積み重ねられました。
その経験と診療データが、このホームページに凝集されています。

「病気の治療」の観点からではなく、子供の身体作りに関する両親への教育啓蒙、子供への諭し、背を伸ばす上での生活環境の不利有利、親子と密着した実際の指導経験・治療経験などの観点から整理されています。
舌下から速やかに吸収される成長ホルモン(輸送担体の存在が示唆される)の十分な経験を積んだ上での利用手法、体内のたんぱく質を作り出す上でのサプリメントの利用手法、食生活、日常生活の改善手法などもまとめられています。

最近の診療現場では、成長ホルモン投与だけでない新たな治療の研究もなされ、背の伸びが止まりかけている子供、止まっている子供に対する治療成績が高まっています。「骨端線が閉鎖している」あるいは「骨端線が閉じかけている」という状態からでも、学童期の年5~6cmの伸びを一定期間、再現することができています。「ここ1年で伸びが急激に悪くなった」という状態なら、治療によりまだまだ伸ばすことが可能です。

「病気でない子供」に対する背を伸ばす目的の指導、治療は、医療イメージ上の理屈通りにならないケースが多々存在し、医師にとっては十分な経験が必要です。「(内分泌不全などの)病気ではない」と判定されたら、検査、指導を終了させる健康保険診療とは異なり、自由診療においては「病気ではない」と判定された以後に、いくつかの治療手法が存在し、それを使い分けていくことが大切なのです。あなたが望む情報をじっくりとお探しください。

安定伸長期なら、最終身長を予想できます

お子様の最終身長の予想方法

予想したうえで、その身長を許容できるか、何か特別な方法に取り組むかを考えなければいけません。
特に、9~10歳までの子供の最終身長予想は重要です。今後の設定(思春期の発来、思春期発来までの食べる量、思春期発来からの食べる量)を入力すると、最終身長をある程度、予知することができます。

こちらから

低身長とその治療に関して

平均身長より背が低く、そのことで本人あるいは親が悩んでいれば、低身長症ということになります。その中でも診療現場的に、「病的な意味合いがあるかもしれない」と疑われるのは、-2SD以下という状態です。学童期の子供が、このレベルの低身長の場合は、成長ホルモン分泌不全性低身長や甲状腺機能低下症を疑います。低身長をもたらす病気としては、他にも、ターナー症候群、プラダーウィリー症候群、軟骨無形成症などが挙げられますが、乳幼児期に診断されていることが多く、学童期に低身長だからといって、改めて問題になることはあまりありません。

同じ低身長でも、学童期から中学時代までに「ここ1~2年、急に伸び率が低下してきた」という場合は問題になります。通常、学童期は毎年5~6cm伸びますが、ここ1年の伸びが4cm以下の場合は、成長ホルモン分泌不全性低身長症などの病的な状態を疑わなければいけません。病気がなかった場合は、「食べる量が少なすぎる」「いじめにあっている」「激しい運動をしているために食べる量が追いつかない」などの理由が大半で、病気扱いにはなりませんが、これも手を打たなければいけない問題です。
小学生のときは背が高いほうだったのに、中学生になってどんどん抜かれてしまった、という場合は、たいていは思春期の始まりが早かった場合です。中学時代の早期に手を打てればいいのですが、もともと背が高いほうだったので油断して治療を考えず、伸びが止まりかけてから治療しようと思う両親が多いのは残念な現実です。

何かの病気が潜んでいれば、その治療を行います。健康保険で実施することができます。しかし、問題になるのは、病気ではないけれども「体質的に背が低い」という子供の場合です。日本は健康保険診療の国ですので、たいていの病院では治療対象にならず、「治療するタイプの低身長症ではありません」といわれてしまいます。しかし、子供を育てているご両親としては、何とかして背を高めてあげたいと思うのが親心です。

「体質的に背が低い」といっても、必ず原因があります。その原因は大別すると、「食べる量が少ない、小食である」か、「思春期の始まりが早かった」かのどちらかです。その2つの原因のどちらかで低身長になっているのが大半です。これらは治療できないわけではありません。治療の方法はあるのです。なお、思春期の始まりが早かった、というのは遺伝性があります。学童期に低身長である、という子供の場合は早めに治療に取り組むべきです。年間3~5cmしか伸びていない子供を、年間7~8cmの伸びにしてあげるのは、栄養摂取の改善を含む治療が有効です。しかし、年齢を重ねるほど治療は難しくなります。14~17歳で「ここ1年の伸びが1cmしかありません」という子供の場合は、余分に2~6cm伸ばしてあげるのが、治療の目標という状態になります。この場合は、閉じかけた骨端線を維持、回復させる治療に取り組みます。その治療手法は研究・改良が繰り返され、成功率が年々高まっています。2~6cmの伸びでも嬉しいものです。

子供の身体の発育と頭脳の発達を見守るのはご両親の大切な役割です。「わが子が低身長だ」と思った場合は、「そのうち伸びるだろう」と楽観してはいけません。4歳~学童期に背が低かった子供は、よほどのこと(思春期遅発)がない限り、最後まで背が低いままです。一刻も早く何かの対策を講じるようにしなければいけません。

最終身長予想の法則(風本式)

小児科領域では、両親の平均身長から算出する手法や成長曲線に記入する方法が用いられていますが、背の伸びを見守る医療においては、役立たないことが多く、混迷しているご両親の姿を見て、研究を重ね、西暦2000~2002年ごろに下記の訓えをまとめ、臨床現場で活用するようにしています。

第1条 最終身長の平均は男子で171cm、女子で158cmである。
第2条 4歳0カ月の時点で、100cmより5cm低い子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は平均より5cm低くなる。100cmより5cm高い子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は平均より5cm高くなる。
一般に、4歳0カ月の時点で、100cmよりNcm低い(高い)子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は平均よりNcm低く(高く)なる。
第3条 第二次性徴期の始まりは男子で11歳6カ月。女子で10歳0カ月である。
第二次性徴期の始まりが、1年早くなると最終身長は5cmロスする。第二次性徴期の始まりが1年遅くなると最終身長は5cmゲインする。
一般に、第二次性徴期の始まりが、N年早く(遅く)なると、最終身長は、N×5cm低く(高く)なる。
第4条 4歳から10歳前後までは、毎年5~6cm伸びる。
小食の子供は4~5cmの伸びになり、毎年1cmずつロスする。よく食べる子供は6~7cmの伸びになり毎年1cmずつゲインする。よく食べても動き回る子供の場合は、そのバランスによる。
第5条 「いじめにあっていた」「環境が激変した」「ストレスや悲しい出来事があった」「部活のキャプテンになってとりまとめが大変だった」などが、一時的に身長の伸びをロスさせることがしばしばである。
第6条 第二次性徴期の始まりは、男子は睾丸がやや大きくなり垂れ下がること、女子は胸が膨らみ始めることである。
第7条 第二次性徴期がはじまるとその後に、よく伸びる2年、止まりゆく3年を迎える。この合計5年間で通常の発育なら、男子では25cm、女子では22cm伸びる。

注)本内容を引用するときは、風本真吾氏の許可を得た上で「風本式最終身長予想の法則から引用」と明記することを要求します。

身長発育指導士

「身長発育指導士」検定の教科書

子供を背の高い立派な体格にしてあげるために知っておくべき知識とテクニックの数々。わが子を育てる親として、他者を指導するカウンセラーとして、そして、子供たちへの教職に就くものとして、生涯、役に立つ必須の資格です。親の背が低い場合、幼少時にわが子が小さかった場合、もう止まりそうになっている場合からの逆転手法も学べます。

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風本真吾医師
このホームページの著者 風本真吾医師のプロフィール
(一社)日本健康教育振興協会・「健康を守る秘書室」室長

平成元年:慶応義塾大学医学部卒業。医師免許取得
平成3年:慶応義塾大学医学部大学院入学 
平成4年4月~:29歳で、慶応病院の内科外来を担当。 
平成4年9月:四谷メディカルサロン(現「四谷メディカルクリニック」)開設。プライベートドクターシステムを始める。以後、病気でない人への診療体系(健康保険が使えない)として、マジンドールダイエットシステム、プラセンタ医療などの研究に取り組む。 
平成5年~:セミナー、講演を基に、健康教育事業の規模拡大へ。 
平成7年:「一億人の新健康管理バイブル」(講談社)を執筆。 
平成11年:浅井企画に所属し、テレビ出演多数。この頃に、マジンドールダイエット医療、プラセンタ医療を完成させ、さらに、成長ホルモン医療、子供の背を伸ばす医療の研究に取り組む。また、診療現場への栄養素品(サプリメント)の導入を本格的に研究し始める。 
平成12年:「お使者さんが考えた朝だけダイエット」(三笠書房)を執筆。60万部突破のセラーへ。 
平成13年以後:多数の著作を執筆。「健康管理の学問化とその学問に基づく実践指導」「全国民の健康、人体、医療に関する知識の向上」「医療構造改革の実現」などを標榜し、病気でない人への診療システムを充実させると同時に、診療現場への栄養素品(サプリメント)の導入を推進させた。自ら運営するクリニックが日本中(大阪、名古屋、広島、福岡、沖縄など)に広まったところ、医療社会の関係筋から様々な迫害を受けたので、四谷メディカルクリニック一つの運営に集中し、現在に至る。

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